2016年10月09日

【映画】聲の形


我ながらどうしたことかと思うけど、急に予定が空いたので観ました。聲の形。


例によって事前情報ほぼなしで観たのですが、ストーリー中盤キツイ。序盤からキツめなんですが、それがよくなってきたかと思わせて、ガツーんときます。とはいえ、もちろんエンタメの範囲内、エンターテインメントとして成立しているのですが。そこから劇的な終盤へと至る。


ちょっとしたことで暴走したり、すれ違ったり、傷つきやすいあの年頃をよく描けてると思いました。そう、テーマはイジメとか差別とかではなくコミュニケーション。


ここで、差別と書いたのはヒロインは耳が聞こえないという設定。バランスを崩すとあっちこっちからお叱りを受ける微妙な設定から、よくもまあこんな繊細な物語を作ったなと感心と感動しきり。


と同時に何より感心したのが、ヒロインの声優。現実の耳が聞こえない人の喋り方ってあんな感じ。よく研究したんでしょう。油断してると何を言ってるかよく分かんないシーンもあったりする。でもそれがリアルなんでしょね。耳が聞こえない人とのコミュニケーションというやつは。


昨今のアニメっぽいところと言うべきか、いかにもアニメのキャラクター!という役どころの登場人物が出てくるのが個人的には気に入らないと言えば気に入らなかったところ。まあでもこの人たちがいないとエンタメとしては重すぎるだろうからな。



「君の名は。」と「聲の形」を比較すると、前者は純然たるエンタメ、後者は観終わった後、いろいろと尾を引くエンタメ。どちらも甲乙つけがたし。もう一度観たい映画。


今の若い人、学生さんが羨ましい。学生さんの立場と大人になってからでまた違った感想を得られるだろうから。


それにしても、「君の名は。」と「聲の形」を続けて思う。映画というのは総合芸術だと誰かが言ってたがまさにその通り。映画は絵画+小説・物語+音楽。だからこそ多くの人を惹きつけてるんだな。今更ながら悟りました。


この世は素晴らしい。生きるに値する。優れた芸術にはそう思わせる力が確かにありました。
posted by chanco at 20:29| ホノルル ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 関心 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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