2010年12月27日

バイト感覚


今回は同僚たる乗務員の管理者の話。

管理者は2人一組で24時間交代で働いておるのですが、ある日のこと、まもなく勤務が終わるなぁという頃、電話が鳴りました。外線。

大体にして鉄道現場にかかってくる外線電話というのはあまりよい内容ではありません。乗務員からの今日はちょっと…みたいな内容だったり、コアなお客さんからの○○列車の運転時刻教えてみたいな内容。金貸しが羽振りのよい頃には△(乗務員)さんの今月分の支払いが滞ってますみたいな内容もありました。いずれにせよろくでもない内容。

その日もイヤな予感するわーなどと思いつつ電話をとると、次に引き継ぐ予定の管理者から。家庭のトラブルで出勤遅れてもいいかな?なんて確認。そういや数日前に家人が入院して困ってるなんて話聞いたっけ。終わりが見えてきた頃にゴールを延ばされると心折れそうよねなんて思いつつ、こーゆーのはお互い助け合いですからOK(厳密には僕にOKする権限はないのですが、代わりに残るのは僕なので確認された)。

しばらく経って引き継ぎ予定の管理者登場。ありがとーなんて感謝されておやつもらってちょっといい気分でいたら我らが直属上司である現場長がやってきて、「具合はどうだ?」なんて管理者と話し始めました。

で、僕が帰り支度してると現場長が来て曰く、管理者さんトコは家人が入院して面倒みるのが大変だからひとまず今日は年休ね。


えっ!?


戸惑ってるとトドメの一言「お互い助け合いだろ」。


いやいやいや。本人、出勤してるし。入院自体も前からしてるし。本人は仕事するつもりで来てるやん。・・・・と言いたかったけどさすがに言えなかったなぁ。


そして例によって僕が代わりに勤務。今に過労死するぞ。


にしても、出勤した人に休みを薦めるってのはどうなんだろうなぁ。そしてそれに乗せられて帰るのもどうなんだろうなぁ…いや、大変な事情があるってのは分かるけど、バイトじゃねぇんだし、本人自体は勤務できない状態ではなかったんだけどな。

99の岡村さんは仕事に穴開けるのがイヤで矢部っちに休養を薦められたときにそれは勘弁してって縋り付いたらしいけど、仕事に対する意識ってそれぐらいあってもいいもんじゃないの?


こーゆー感覚の人が管理者としている限り、乗務員が気軽に休んじゃうのもむべなるかなと納得がいった瞬間でありました。
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2010年12月25日

年収


源泉徴収票をもらいました。なぜか僕の会社では例年、年明けにもらっていたのですが、経理担当者が心を入れ替えたのか?今年は年内に。


気になるその内容→年収は総額400万弱。個人情報を晒すと30代前半、入社十年目ぐらい。

以前書いた(http://chanco.seesaa.net/article/121626498.html?1293190158)より増えてるけど、けして400万は超えないという…地方の弱小鉄道会社ならこんなもんか?

こんな給料じゃマイホームなんて夢のまた夢。

なーんて騒いでる人もいるけど、マイホーム願望のない僕からするとふーん、で終わり。こんなもんかなってかんじ。


ちなみにこんなランキングもあります→ http://gyokai-search.com/4-train-nensyu.htm

比較するとますますもって妥当なところかな?
posted by chanco at 13:00| ホノルル ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

鉄道キーワード


鉄道業界で昔から言われているキーワードがありまして、どうやらこれにも時代によって変遷があります。面白いなーと思ったのでご紹介。


まずは「安全・正確・迅速」。この3つは取りたてて言うほどのない基本的な事柄だよねぇ?という印象を受けますが、それが重要だった時代があるのです。戦争で鉄道網ってのはどこもダメージ受けてますから、おそらく戦後間もない頃とかに言われ出したんじゃね?
 

それが2つ追加されて「安全・正確・迅速・快適・低廉」。いつの間にか快適性や低廉=価格が安いことが求められる時代に。国鉄後期時代でしょうか?不思議なことになぜか今ではあまり目や耳にする機会はありません。僕だけ?


変わってよく目や耳にするようになったのは「安全・安定輸送」。JRができて以降に言われ出したと思います。民営化して安全性が低下したとか姦しいことを言われるのを恐れた誰かが思いついたんじゃないかいね?と勝手に思ってます。


んで自信を持って言えるのが、3年ほど前からのトレンド(?)。「安全・安心」。

国交省のHP(http://www.mlit.go.jp/unyuanzen/background.html)を見ればよく分かるのですが、平成17年にはJR西の福知山線の脱線事故をはじめ、陸海空の運輸業界で係員の関係する、これまでとはちょいと毛色の違う事故が頻発したのです。

有識者の検討会が開催されまして、様々な事情はあるにせよ専門的な教育訓練を受けた係員がミスをする(ヒューマンエラー)という当たり前と言えば当たり前の意見が出て、係員が半ば以上意図的に(なすべきことをしない、してはならないことをする、その結果)事故・トラブルを起こすことも想定して対策を考えておかなきゃ!みたいなという意見まで出るという議事録見るだけでも面白い議論でした。

その結果、単に安全だけではなく、その一段階上ということでお客さんが安心して利用できることが重要だということになりました。


とまあこんな感じで鉄道を巡るキーワードにもその時代のトレンドがあるようです。ファッションやね。さて、これからのキーワードは省エネとかが入るのかな?
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2010年12月19日

鉄道におけるレーシックについて


他人様のところでしょーもないことを書いてしまったので罪滅ぼし(?)に現時点での鉄道業界におけるレーシックに対する考え方でも。



そもそも鉄道事業をはじめとする運輸交通業というのはお客さんの生命と財産を背負ってるもんでして、安全性については概して保守的であります。


例えば視力その他の視機能については、動力車操縦者運転免許に関する省令という国土交通省の作った規則に定めがありまして、それによると、こんなかんじ。


視機能

一 各眼の視力が裸眼で一・〇以上又は矯正眼鏡(近視にあつては八・〇ディオプトリー以下の屈折度のもの、遠視にあつては三・〇ディオプトリー以下の屈折度のものに限る。)により一・〇以上に矯正できること。
二 正常な両眼視機能を有すること。
三 正常な視野を有すること。
四 色覚が正常であること。



こんだけ。

だもんで、つい2〜3年前まで運転士のコンタクトレンズ着用は認められていませんでした。運転中は必ずメガネ。だからほら、鉄道会社で女性運転士が誕生しました!なーんて記事で写真が掲載されてた女のコたちはメガネっ娘萌えー!はなかなか言い難い何やらもっさいメガネっ娘だったじゃない?んなことない?

それはともかく。まーそんな保守的な業界ですから、レーシックとか新しい術式には対応できておらず、国から認めるとか禁止するとか公式な通達がありません。どう判断したもんか?ってトコロで各社ではアタマを悩ませてるわけです。

ちなみに飛行機のパイロットの場合だと航空身体検査マニュアルつーもんが国土交通省の航空局長の通達で出てまして、明確にレーシックとオルソケラトロジーはあかん!と決まっとります。

翻って鉄道局は酒気帯び運転はダメ!と法で縛る割には道路交通法みたいに数値基準を示さないという事業者が判断に困るような規制の仕方。だから酒に関してはばらばら。酒気検査の機械はホームセンターとかで売ってるような数千円のやっすいもんから、検査受けてる人の写真も撮れるような専門の業者の作った高性能な十万円以上する高額なのまで、ホントにばらばら。規制緩和の時代だからか知りませんが、こーゆーのは全国一律できちんと規制すべきじゃないのかなぁ?と思ったりする。


話を戻すと、そんな頼りにならないお上に対して業界ではだったら各社で意見交換するっきゃないよねってことで、情報収集に努めてます。

毎年、日本鉄道運転協会という業界団体が各社の現場の指導者連中を集めて研修会をやってまして、今年も10月に東京であったようですが、そんときにJR東日本のお医者さんが講演しました。

レーシック手術の問題点として
 ・手術後に眩しさがあるなど夜間の視力が不安定
 ・若い人では元々の近視が進行するおそれ
 ・長期経過が不明

などが挙げられて結論として
 ・運転士にはレーシック手術は現時点では勧められない
 ・レーシック手術を受けた方には健康診断で申し出てもらって経過観察が必要

云々という話をされたそうです。


とある会社ではレーシック手術を受けた運転士が夜間に信号が見えなかった、みたいな話が出たりもして、会社によって認めてるところと禁止してるところがあって対応は違うんですけど、ぶっちゃけて言うと、どこの会社もすでに受けちゃった運転士は仕方ないけどレーシック手術を受けた人は運転士にしたくないです。そーゆー心配事を抱え込みたくないから。


というところでコレが現在のところレーシック手術に対する鉄道業界の考え方というか姿勢でした。あと十年だか二十年だか経過して長期傾向が分かれば結論が出るんでしょうけどねぇ。あるいはコンタクトレンズみたいに世の中で一般的になるとかすればねぇ。
posted by chanco at 17:52| ホノルル ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

事故の損害賠償額



みんなが興味津々の話題。

電車を止めたときに鉄道会社から損害賠償請求されることがあるんですけどいくらか?


その答えの一端がココに↓

鉄道利用者等の理解促進による安全性向上に関する調査について
http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr8_000005.html

我らがお上、国土交通省のサイトでして、鉄道が安全安定輸送を続けるには利用者の協力が不可欠(駆け込み乗車はやめるとか、ホームの白線の外側は歩かないとかね)であるということで、まずは利用者がどのように考えてるか?ってことをアンケート調査したのをまとめたもんです。

なんかいかにもニッポンのお役人!という感じの基礎的な調査です。

地味な調査報告書なんですけどその中に事故があったときの損害賠償額を一般に知らしめれば危険行為を抑止する効果があるんじゃないの?ってことで15の会社さんで調査したそうです。ちなみにボクの会社にこういう照会はきてません。そりゃそーだ。

肝心の内容はこんなかんじ。



<踏切関連>
◎遮断桿が降下した状態の踏切道に、自動車が侵入し、進入してきた列車と接触して車両機器や地上設備を破損、自動車運転手は負傷した。
 →約 5,800 万円

◎トラックが警報中の踏切道に侵入し、遮断桿が降下して立ち往生したところ、列車と衝撃した。
 →約 2,500 万円

◎遮断桿が降下した状態の踏切道に、歩行者が侵入し、線路上で動こうとしなかったため、進入してきた列車と接触して死亡した。
 →約 130 万円

<ホーム(酔客)>
◎駅のホーム上から、酔客が誤って転落し列車と衝突、死亡した。
 →約220万円

◎酒に酔った旅客がホームから線路内に立ち入り、列車を遅延させた。
 →約170万円

◎旅客がホーム上を歩いていたところ、酔っていたこともあり、誤って列車に接触し、列車が通り過ぎた後、線路上に転落し負傷、列車を遅延させた。
 →約100万円

<妨害>
◎公衆が線路上に鉄柵、木材、ホイル付きタイヤ等を放置し、列車運行を妨害した。
 →約 460 万円

◎自動車運転手が居眠り運転を行い、踏切道の遮断機に衝突、遮断機が損傷した。
 →約 80 万円

◎旅客が営業列車内の座席を切り裂き、妨害行為に及んだ。
 →約40万円



で、注意して欲しいのはこれらは平均とか最大という訳ではなく、実際に請求を行った金額。事例紹介ってかたち。請求額には人件費やら車両や線路設備等の修繕費、振替輸送の費用等の諸々がコミコミなのでケースバイケースです。

あと、「自殺に関する損害賠償支払い額の公表については利用者等の自制心を高め抑止力の向上を図ることがなかなか難しく、報道することで逆に自殺を助長するおそれがあること、遺族の心情にも配慮すること等から公表に対しては慎重であるべきと考えられる。」ということで公表はされてません。そこが一番知りたいとこじゃね?って気がするんだけど。


こういう情報ってちゃんとした法務部みたいな組織がある大手鉄道会社さん同士だとある程度共有しててるらしいんですが(ある程度の相場というか計算式みたいなもんがある)、僕のところみたいな地方の極小鉄道会社だともちろんそんなことはないので、どういった事例からどこまでの費用を請求してるのか?ってところでちょっっぴり参考になります。
posted by chanco at 16:18| ホノルル ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

健康診断の結果


毎年1回の健康診断を受診しました。

僕は健康過ぎて困るぐらいに健康だったのですが、中にはそうでない人もいます。それが乗務員だと乗務中に健康上のトラブルが起こったときに事故等に直結するおそれがあるため、各人から健康診断結果の提出を受けています。

それのとりまとめを任されたんですが、びっくり!…ホントにとりまとめるだけだった。まとめて穴開けてファイルに綴って終わり。

健康診断の結果って医師のコメント(所見)があるじゃない?高血圧ですとか再診して下さいとか問題なしとか。そーゆーののチェックぐらいしてんだろうなと思って諸先輩方に聞いたら「特にやってない。本人の問題なんだから」「何かあったときだけ確認すりゃいいよ」

えええ?そーゆーもん?

いろいろと考えて、お上から免許の取り消し云々で注意されてんだから視機能(視力等)の把握は必要だろうよと一覧表を作成。所見についても同様に一覧表を作成。

上司は「確かにこういうのあった方がいいやな」なんてお気に召したみたいですが、同僚たる諸先輩方は面白くなさげ or ふーん、勝手にすれば?みたいな感じ。


やっかみとかそういうのもあんのかもしれませんが、僕は必要だと思う作業が同僚は必要と思っていないというこの意識のギャップ。すごいなぁ。すごい職場で働いている。
posted by chanco at 22:15| ホノルル ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

ラクダの背に最後のわらを載せたのは誰?


現場から本社に異動になった人がおりまして、わしわしと働いておったのですが、やはりどうも勝手が違うらしくて、やる気はあるんだけど空回りしてるよなんて話を聞きましてむむむなどと思っておりました。

で、例によって本社に出かけてたときにその人と遭遇。

けして関西人ではないのに調子はどう?ぼちぼちでんな、なんてやり取りを交わしつつ、情報交換。



それからしばらく。

その人は休職。心のヤマイになったらしい。

たしかに最後に会ったときにはあんまし笑顔がなかったような。

とふと思い出したことがありました。

最後に会ったときに新しく始まるキャンペーンについて尋ねてみたのです。「今度始まるキャンペーンってなぜにああいうやり方なの?これこれこうすればもっとうまくゆくんじゃないの?」

これに対してなんでかなー?なんて笑ってました。

気になって聞いてみたらそのキャンペーンの担当者は休職した人。

因果関係は永遠に分からないだろうけど、責めるつもりで言ったわけではないのだよ。

別に反省するようなことではないけどなんとなく自省の気分。


それにしても不思議なのは「彼はなんで休職したんだろうね?」なんて言ってる連中。

聞くところによるとからかい半分で小姑のように細かいところまで注文つけて彼の仕事の歩みを遅くしていたらしいけどちったぁ責任を感じてはいかがか?
posted by chanco at 14:00| ホノルル ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月07日

悩める三十代


三十代になったばかりの若手乗務員の様子がおかしい。前はそんなことなかったのにため息をついたり、一つ一つの行動に疲れが見える。

で、聞いてみた。最近疲れてるの?と。

すると答えはこう。

いやー社外の友人と話をする機会があって、みんなそれなりに出世してて休む間もないぐらい仕事をばりばりこなしてるみたいで…なんか自分と比較しちゃって。自分はずーっと乗務員で同じ仕事を続けんのかと思うと…。贅沢な悩みなんですけどね。休みは確保されてるし、残業もないし。


むむむむむ。これって僕と同じ悩みじゃないの。


そう。鉄道業はルーティーンワークの集大成。お客様の生命と財産を預かってると言っても、いやだからこそ、常にほぼ同じ内容の作業をミスなく行わなければならない。5年もやってりゃ飽きがくる。残念ながら大抵の人間ってそういう性質があるもんです。

特に乗務員は独りで行う孤独な仕事だし、出世したところで仕事の内容は変わらない。たまに新人の教育を受け持つぐらい。

仕事の特性上、仕方のないことだけど、意欲のある人間にとっては耐え難い一面があります。ルーティーンワークを苦もなくこなせる人間もいるけど、そういう人はイレギュラーが起こったときにうまく対応できなかったり、惰性で仕事してるだけだったり…。


結局、僕には何か気分転換にスポーツしたり資格の勉強とかしてもいんじゃない?というアドバイスしかできなませんでした。あとは年配の人の前でそういう愚痴をこぼすと十年も経験のない若造が何言ってんだ!と叱られるよとしか。
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2010年09月26日

つまるところ


つまるところトップが変わらないと何も変わらないんだななんてことを感じております。

下から変えるのは難しい。意欲が持たない。よって静観。
posted by chanco at 17:32| ホノルル ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

免停の解釈基準

以前、ちょこっと書きました。 → http://chanco.seesaa.net/article/147014255.html

運転士の免許取消の基準ができるよという話。10月1日から施行されるのですが、この基準の解釈基準(!)ができたそうです。

基準の解釈基準とはどーゆーことか?

動力車操縦者運転免許の取消等の基準にはこんな条文があります。

***

(対象と量定)
第4条 鉄道に係る行政処分及び警告指導(以下「行政処分等」という。)は、次の各号の一に該当すると認められた者に対し、別表により行うものとする。
 (1) 酒気を帯びた状態で列車を操縦した者
 (2) 麻薬、大麻、あへん、覚せい剤又は毒物及び劇物取締法第三条の三の規定に基づく政令で定めるものの影響により正常な操縦ができないおそれがある状態で列車を操縦した者
 (3) 薬物の影響により正常な操縦ができないおそれがある状態で列車を操縦した者(前号に該当する者を除く。)
 (4) 正当な理由なく列車の操縦中に運転席を離れた者
 (5) 列車又は車両(以下「列車等」という。)の定められた運転速度を超過して列車等を操縦した者
 (6) 列車の退行運転を行った者(列車が退行する範囲内に後続列車を進入させない措置及びその他の列車の安全な運行に支障を及ぼさない措置が講じられている場合を除く。)
 (7) 停止信号の現示がある場合に、停止すべき位置を越えて列車等を操縦した者(停止すべき位置までに停止することができない距離で停止を指示する信号の現示があったとき及び停止すべき位置が表示されないときを除く。)
 (8) 前各号のほか、鉄道に関する技術上の基準を定める省令(平成13年国土交通省令第151号)に違反して列車等を操縦し、鉄道運転事故を生じさせた者
 (9) 運転免許の交付を受けずに列車等を操縦した者(運転見習中の係員が運転免許を受けた者と当該運転免許に係る動力車に同乗してその直接の指導を受ける場合又は本線を支障するおそれがない側線において移動する場合を除く。)
 (10) 前各号のほか、動力車の操縦に関する法律又はこれに基づく命令に違反して列車等を操縦した者
 (11) 運転免許に付した条件に違反して列車等を操縦した者
 (12) 動免省令別表二の上欄に掲げる項目についてそれぞれ同表の下欄に掲げる基準に適合しない者

***

この(1)〜(12)は結構具体的かな?と思ってたんですが、これをさらに詳しく説明してたりします。例えば運転速度の超過は速度計の誤差があるんで5km/hまでは許容でっせとか運転中に携帯いじってたらアウトでっせとか。

こまけぇなぁと思いつつも、実際にやらかした輩がいるからこういう基準ができる訳であって…。自動車だと道路交通法その他で厳格に決まってるのに電車(動力車)には今までこういう基準がなかったってのが問題なのかもしれないね。
posted by chanco at 18:05| ホノルル ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

確認し過ぎもよくない


珍しいことがありました。

このところ、とある乗務員が担当する列車が遅れがち。

夏休み入ってお客さん多いから?いやいや、同時刻に走る他の列車には遅れがないよ。

なんでかなー?と不審に思っていたところ、ちょうどその乗務員の列車に乗車する機会があったのでじっくりと見学してみました。

んで、分かったこと。

実に丁寧に一つ一つの作業を行っている!例えば計器類の確認も1回でいいものを2回確認したりとかね。あるいは他の計器を確認してたら、確認しなくてよいはずの計器まで確認してたりとか。


むむむ、と悩んだんですけど言いました。


丁寧に計器類を確認するのは故障等の早期発見につながるから大変にすばらしいこと。なんだけど問題なく運転するのに必要な確認の度合い、確認すべき事柄やその回数ってのはマニュアルに記載されている通り。マニュアル以上に作業を細かく行って列車の遅れを回復できなかったり、遅れを増やしたりするのは何かおかしくないかい?


割と素直に話を聞いてましたが、どうだろうか?

この乗務員は独りで仕事始めて3年程度の若手で、大体3年もやってるとマンネリ化というか手抜きを覚えてテキトーに仕事するようになるもんですが、この人は違ったようです。

ムダなことやらなきゃよかったよ。言われたことだけやってりゃいいんだな。なんて考えて欲しくはないけれど。
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2010年08月18日

ビジネス文書?


同僚が作ってた教育資料、
どうよ?みたいな感じで見せられて絶句。

内容はともかく、書式というか文体が。
もうね、こんな感じなの。

文節(読点?)で行を変える。
さすがに一行開けではなかったけど一文一文が短い。

読みやすくていいっちゃいいんだけど…。
メールだのブログだのじゃねぇんだからさ。

なんて思った僕は頭が固いんだろうか?

稟議書やら報告書やらビジネス文書を
きちんと書くことができる人が
おふざけで書いてんなら許せるような気がするけど、
この資料を作った年長の同僚は現場一筋でそういうのは苦手っぽい。

うーむ…。

何も言えない弱気な僕。
posted by chanco at 00:00| ホノルル ☀| Comment(1) | TrackBack(2) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

理想と現実


郷原信郎という元検事の人が書いた「「法令遵守」が日本を滅ぼす」という本があります。

うろ覚えですが内容を一言で言うと、法令を表面的に守るのではなく、その法令が成立に至った理由・意図する効果を守るべきである。たしかそんな内容。


話は変わりまして鉄道を含む陸海空の運輸業では運輸安全マネジメント制度というものがあります。

平成17年にJR西日本の脱線事故その他、係員のミスによると見られる事故やトラブルが多発したもんで、平成18年10月から開始されております。

それまでは保安監査という形でお上が事業者を絞り上げて(?)きちんと法令を守っているかというのをチェックしてたわけですが、あの年の事故やトラブルを踏まえるとそれだけでは足りないという発想に至ったらしく、保安監査は続けるけど、そもそも各事業者でリスクコントロールできる体制を整えなさい、お上はそういう体制を構築するのに手助け=社長に面談してアドバイスしまっせというもん。

このリスクをコントロールできる体制ってのはどういうことか?

こたえ→社長が積極的に関与して安全を構築する体制。

言葉にすると当たり前なかんじですが、多くの鉄道会社では各社で役職名が異なりますが鉄道事業本部長ってのが鉄道事業を実質的に取り仕切っており、総務人事経理など事務部門出身が多い社長は鉄道事業本部長の判断を良きに計らえ的に受け入れる、あるいは逆にもっと効率的に鉄道事業を運営しろよという方向に圧力をかけたり、社長さんは他人事だったんじゃないの?という反省から生まれました。


さて、社長が積極的に鉄道事業に関与するにはどうすればよいか?というのは言い換えるとと、社長が必要な情報を吟味して決断するということになります。

が、僕の会社ではどうも各現場長が情報を上げるのに抵抗がある様子。特に事故やトラブルの原因、お客さんからのお叱りの声とか。

確かにこういうマイナスの情報ってのは上役の怒りの琴線に触れがちで、ああせい!こうせい!と受ける側からするとピントのずれた指示につながり大変に面倒なのですが、でもそうやって社長が積極的に対策を考えたり指示を出したりする、それが運輸安全マネジメント制度の本意とするところなんじゃないだろうか?


で、話が始めに戻ります。

お上は運輸安全マネジメント制度に関するガイドラインやらパンフレットを公開してくれてるんですが、それらマニュアルに沿って面談の準備しとけばいいよみたいになってないだろうか?
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終点でのドアスイッチの操作


とある鉄道会社の公式サイトを見てましてびっくり。

お詫びのコーナー(?)に「終端駅で機器整備ミスにより急にドアが閉まるという事象が発生しました」なんて記述が。

実はこれ、僕もやったことあります。ドアのスイッチの取り扱いミス。

解説してみると、たとえは一般的な家庭の階段の照明のスイッチだと1階と2階の両方にスイッチがあって、どっちでスイッチを入り切りしても点灯消灯してますが、古い電車のドアスイッチはこういう仕組みではありません。後尾のドアスイッチ(ドアスイッチは前後両方についてる)のスイッチを閉にしないと電車のドアは閉まりません。

さらりと書きましたが、この手のスイッチだと終点に到着して運転方向を変えるとき(エンド交換と言ったりします)に困ります。

なんとなれば、運転方向が変わる場合、運転士は新旧の乗務員室にて電車の前(先頭)と後(後尾)を設定するスイッチをそれぞれ設定し直すのですが、その際にドアスイッチを操作していないとドアが閉まるからです。

表にするとこんな感じ。
 
 到着時トウチャクジエンド交換コウカン
前後ゼンゴの設定セッテイアト−前マエマエ−後アト
ドアスイッチの状態ジョウタイヒラ−閉ヒラ−閉
ドア自体ジタイの状態ジョウタイヒラヘイ

これで分かるかしら?

戸閉予告もなしにドアが閉まるとお客さんが挟まれたり事故の元となりますから、車掌が後尾の乗務員室でドアを開いた後、運転士はすでにドアは開いてますが先頭の乗務員室でドアスイッチを開として前後の設定を後とします。

で、エンド交換して運転士は新しく先頭となる乗務員室ドアスイッチを閉にして、前後の設定を前とします。

これで車掌が新しく後尾となった乗務員室からドア閉を行うができる。

 到着時トウチャクジ整備中セイビチュウ整備セイビ完了カンリョウ
前後ゼンゴの設定セッテイアト−前マエアト−後アトマエ−後アト
ドアスイッチの状態ジョウタイヒラ−閉ヒラ−開ヒラ閉−開
ドア自体ジタイの状態ジョウタイヒラヒラヒラ


こんなかんじ。

で、僕がしでかしたのは、到着した際にドアスイッチを開とするのを忘れてエンド交換して前後の設定を行った瞬間、あら不思議!(不思議では全くないが、そのときの僕は???だった)ドアが閉まる。

こういうのをしでかすのはもちろん見習い期間中ですので教えてくれていた師匠にこっぴどくどやされました。うぅ、トラウマ(後で車掌さんに謝りに行ったけど、幸いにして誰も挟まらなかったのでベテラン車掌さんは広い心で許してくれました)。

最近の電車だと例に挙げた階段のスイッチみたいなもんで先頭からでも後尾からでもドア開閉できるんでこんな操作はいらないんですけどね。
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2010年07月25日

ドン引き


諸般の事情により乗務員が足りなくなり、他社から出向で乗務員が来てくれました。よくある話なんですが、変わった点が一つ。これまでこーゆーので来てくれてたのは定年したおじぃちゃんが来てましたが、今回は30代の若い人。


なんでかなーと思って雑談がてら聞いてみたんです→「どうしてウチに来てくれたんですか?」

その答えにびっくり。

いわく、「嫁探しに来ました」

持ちネタかなんか?と思って「へ?」と聞き直したら再び「嫁探しに来ました」。

ぽかんとしてたら詳しく説明してくれました。

今まで女性と付き合うことがあってもうまくいった試しがない。もう40手前なのにこのままでは一生独身かもしれない。このままではいかん。誰も知らない土地で人生をやり直そう!

で、来てくれたらしい。


いや、確かに僕の会社には女性の乗務員がいるけど…絶句。


…人間色んな思惑を抱えてるもんですが、ほぼ初対面でそうそう簡単に本音をもらされても困るのよねぇ。信頼されてるのかなんなのか?とりあえず「そうですか」しか言えなかったもんね。


ってかさ、後から考えて違うやろーと叫びたくなったんですが、僕の会社もわざわざお金払って迎え入れてるわけで、それは仕事してもらうためなのさ。嫁探しのためじゃねぇのよ。

愛社精神旺盛な乗務員とトラブルになる前に(?)、懇々と説いて聞かせた方がいいんだろうか?でもこんな人には誰も近付かないような…。


ひとまず、この人が独りなのには理由があるんだなぁと悟った。
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2010年07月15日

親方日の丸の元に


全国の三セク鉄道会社の例に漏れず僕の勤めてる会社でも赤字が累積しており経営が逼迫しています。

で、社内でいろいろと検討したのですが妙案がなく、運賃の値上げを本格的に検討することとなりました。

鉄道会社の運賃というのは鉄道営業法で決まり事がありまして、原則として運賃の上限額を監督官庁たる地方運輸局に申請してお役所の認可をもらわないといけません。

だもんで運賃の申請をする前段階として営業担当がお役人さまのところにご相談に行ったら次のように言われたそうです。

・経営が厳しいからと言って簡単に運賃を値上げするのはいかがなものか?
・運賃値上げする前に企業努力が必要ではないか?

要は利用者の理解が得られないだろうってことのようです。

何かと批判されがちなお役人さんの立場(=公共交通機関は低廉であるべき的なかんじ)というのも分かるのですが、企業側としては増収やコスト削減等の経営努力をやってないはずはないのです。

安全面なら分かるけど営業面についても、そんなとこまで口出しされるもんかねぇ?というのが偽らざる感想。


鉄道その他運輸交通業ってのはやっぱり親方日の丸の庇護の元にあるんだろうな。ま、経営が悪化しても助けてくれる訳じゃないんですけどね。
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2010年05月23日

鬱屈の日々


どうもね、自社の人々の言動を見るにつけ分かってないのではないか?というのを感じるのですが、鉄道業において大事なことは決められたことを決められた通りに実行すること。これがまず第一。

鉄道ってのは人命や財産を預かっているし、社会に与える影響が非常に大きいもんだから、極めて厳格に規制されている。

要は銀行なんかと同じ。

法令以外にも自社で細かなルールを作ってて、そのルールを厳格に適用しなきゃいけない。

ときにはそのルールを「運用で」対処しなきゃいけないこともある。ルールが制定された時期には思いも寄らないことが起こるから仕方がない。

だけどこの対処法はあくまでも例外。じゃないとルール自体が意味をなさなくなる。

だから、決められたこと(=ルール)を決められた通りに実行しなきゃいけない。




つらつらと何を書いているかと言うと、これまでに何度も書いてるやつ。規律の乱れが著しいという愚痴ですな。なぁなぁで仕事してれば誰からも文句を言われることはなく、ラクなもんですけどねぇ?

最近はベテランの管理者自体がルールを無視して運用で仕事してるんでそれでよいのか?と自問自答の日々なわけであります。明文化されてないルールだけど口頭で皆に周知してきて実際にそれでやってきたルールじゃないの?どうなっとんのか?と思うわけでしてこういうのを指摘すると細かいよとか言われちゃうんだろうなぁ。なんてね。

いつもいつも嫌われ役は疲れるぞ。
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2010年05月16日

段取り不足


出勤していきなり同僚に言われました。「明日、訓練あるから残ってくんない?」

ちょうど乗務員の定期訓練が予定されておりまして、自分のトコには参加しろとか何のハナシも来てなかったんでスルーしておったのですが、この仕打ち。

くっ。

下っ端の僕に断る権利などあろうはずもなく…

なんてことはないのですが、少ない人数で仕事を回してるといつか自分がお願いするかもしれないと思うとなまなかに拒否することができなかったりする。で、笑顔で「いいっすよ」と即答しましたが、時が過ぎるにつれ、イライラ感が。

なんでお願いされんのが今日なわけ?訓練あるとか事前にわかってるじゃんよ。


いやね、会社でもこのブログでも僕は孤独なヒキコモリ♪アウトロウかつインドア派をアピールしとる訳ですが、ヒキコモリとてけしてヒマな訳ではないのであるよ。ってか、実はぷらりと一人でドライブ(!)に出かけたり定期的にジョギングしててスポーツクラブ行きてぇなぁなんて考えてたりするぐらいにはアクティブだったりするのである。


でもって、さらに言うとお願いして来た人は突発的に何かを依頼すると不機嫌になったり、会議とかで自分が知らない話題が出ると聞いてない!とか騒ぎ出すような人なんだな。

自分に甘く他人に厳しいの典型か?

こんな人にならんように気を付けよう。としか言えまへんでっせ。
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2010年05月09日

僕たちは頼りないのか?

この4月からの人事異動でいつものように事務系部署の長が変わりまして県市町村からの出向者が来ました。

この出向者を一目見た小雀たちは今回はずいぶん年配っぽい人が来たねぇなどとは噂をしておったのですが、接点のない僕はへーなどと思っておりました。


でもって久しぶりに本社に行く用事がありまして、噂の長を見たらあれまたしかにおじぃちゃん。こっそりと事務系の若手に聞くと、県市町村を退職してどこぞの外郭団体で1年ばかり勤めた後に来たらしい。


…遂に現役のお役人だけでなくリタイア組まで流れ着くようになったらしい。

中央のお役人さんの場合は50代で早期退職する仕組みであるからして生活保障という点で個人的には理解できる点があるわけですが、世間一般では問題にされて、そうではないはずの地方のお役人さんは問題にならないという不思議な構図があるわけですが、客観的に見るとどちらも同じ天下りだわな。なんでこうなるんだろう?


三セク業界で使われる専門用語である(?)ところのプロパー社員、生え抜きの正社員の中には僕だけの意見ではなく衆目の一致するところでいい働きをする人もいるわけです。

定年退職した人はおとなしくしてもらって(特に公務員だったら年金たくさんでしょ?)現役世代の働きのよい人に任せてもいいんじゃなかろうか?新しく来た人がどんなもんかは知りませんが、そもそも定年退職ってのはもう働かずに休みなよってことなんだろうから。


60代以上の経営者世代からすると最年長でも50前という若手の多い正社員連中はまだまだひよっこ、長にするには頼りないのかねぇ?それとも株主であらせられる県市町村のご機嫌を損ねるのは得策ではないという判断?


こういう事態はいつまで続くんだろう?年寄りが若い世代に権勢を譲り渡すまいと必死な今の日本の縮図であるような…なんて思ったりします。誰かが言ってた通り、若者が希望を持ちにくい国だなぁ。
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2010年04月19日

免停があり得ます

ここ数年、鉄道各社でちょっと信じられないような乗務員のチョンボがちょこちょこと発覚してたからでしょうか、いつの間にかお上がやる気。

動力車操縦者運転免許の取消等の基準の制定について
http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr8_000003.html

元々、動力車操縦者運転免許に関する省令には法令や免許条件に違反したとき等に運転免許の取消又は停止の処分をすることができる云々という規定があるので、その規定の運用について定めたようです。


親切にも(?)どういった場合にどのような処分となるのかってのが公開されておりまして、それによると大きな法令違反(例えば飲酒運転とか)であれ、小さな法令違反(例えば眼鏡必須の人が眼鏡なしで運転したりとかとかね)であれ、運転事故が発生し死者が出た場合は免許取消になるようです。

でもって表を読むと分かるのですが同じ違反行為でも処分の軽重は結果次第です、という不思議かつ面白い基準となっています。道路交通法にも見習ってもらいたいような…。


あとは自動車と同じく免許取消の前段階の処分として免停、免許の停止処分ってのもあります。その間は乗務できないってことでんな。事業者としては困っちゃう。タクシーとか運送屋で免停になって仕事クビになっちゃったよなんて耳にすることがありますけど、鉄道でもそんな日が来るのか!?


一つ突っ込みを入れとくと、無免許運転の行政処分に免許取消って…?そもそも免許もらってないやん!(実は免許取消から1年は免許試験受けることできないなんて規定が動力車操縦者運転免許に関する省令にあります。その辺の絡みもあるんじゃないかな?)


相変わらずやのぅと思ったのが、これらの違反行為は審査会の審議により行政処分するかどうかが決まるという規定があるにもかかわらず、行政処分しないという結論が出ても警告指導はできるという規定があること。やはりお上はお上という意識が捨てられないようで。

いちお、補足しとくと警告指導なんて言ってますが、コレ、行政手続法で言うところの行政指導ってやつ。でもって行政指導ってのは本来、従うも従わないも指導を受ける側次第らしいんですが、そこは許認可やら監査やら鉄道会社に対して絶大なる権限を持つお役人さま。行政指導だけでも下々の鉄道会社は大騒ぎとなるわけです。


それにしてもこの基準を制定するにあたってパブコメ、下々の民からの意見を受け付けてたみたいですけど、すっかり知らなんだ。情報収集能力が劣っておるなぁ。
posted by chanco at 15:32| ホノルル ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | おしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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