2010年04月17日

ドミノ倒し


何度か書いてるように乗務員ってのは電車に乗務すんのが仕事であって、欠けると電車が止まります。なので誰かが年休を取ると本来は休日であった別の誰かが代わりに出勤して乗務することになります。

この辺りの調整を僕の会社では乗務員の中から休日出勤してもいいよって人のリストを作成してまして、年休取得の希望があれば事前に申告してもらっておき、休出者と年休取得者を相殺というあうまく割り当てています。

この方法は休日出勤してもいいよという個人の意志を尊重する形で、そういう意味では大変に優れているのですが、欠点が一つ。偏りが生じちゃうだな。

僕みたいに頼まれて出勤する人と頼まれてもしないみたいな。体調万全で仕事に臨んでもらいたいし、基礎体力とか回復力が人によって異なるんで仕方のない部分もあるんですけど目に余ることも。

例えばね、独身とか結婚してても子供に手がかからない人なんかに仕事が集中しちゃうわけです。2週間連続とかね。エライこっちゃ。


で、この4月。そもそもが花見だの歓送迎会だの夜遊びシーズンな上に暑くなったり寒くなったり。そうなると普段から頑丈で気軽に休日出勤してた人もさすがに体調を崩す人が出てくるわけです。そうするとその人の所定の勤務にも支障をきたすみたいな。…なう、一人が倒れて(?)もう一人がヤバいかんじ。


困ったなぁという感想しかありません。


休日出勤したがらない人にソコはお互い持ちつ持たれつじゃねぇのかぃ?なんて言ってみたいんですけど、それを言うと…ねぇ?

ドミノ倒しの惨状を目の前にして手配師としては大いに悩むのであります。
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2010年04月15日

サイコダイバー?

年度の切れ目で一区切りを付けるため、若手の乗務員を一人ひとり呼び集めて個別におはなし、個人面談をしておりました。

ふと気付けば若手の面倒をみるのは僕の仕事!みたいなかんじになっておりまして、桜の季節だちょうどよし!とふと思い立ちまして。


前年の反省と新年の抱負とか悩み不安その他諸々を確認してみたわけです。普段じっくり話す機会が余りなかったのですが、人それぞれ、色んな人間がおるもんやねぇという当たり前のことを確認できました。


正直なところ、彼らの業務にプラスの影響があるかどうかは分かりませんが、管理者としては基本的な部分で部下のことを知ることができました。何となく親近感が湧いてるような。んで、そういう観点からはこういうのはもっと早めにやっとくべきだったんだろうなとも思いました。…飲みごととかプライベートのお誘いがあっても蹴っ飛ばすような人間ですからなぁ。


とりあえず半年後にまたやってみようかなとも思ってます。半年の進捗状況とか。今回は話を聞くのがメインだったのですが、理想の乗務員像とか期待することとか僕からも話をしてみようかな。


それにしても非社交的でおそらくひきこもりキャラとして認知されてて、アウトロウハイウェーを突っ走る僕がそんなことをするなんて笑止以外のなにもんでもおまへんなぁ。…話を聞くだけでも疲れたよ。
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2010年04月12日

使わないと退化する


管理部門から現場に来て早二年。今頃になって気付いた衝撃の事実!


→ バカになった!


いやほら、現場部門ってのは基本的にルーティーンワーク。来る日も来る日も同じ仕事の流れで同じようなことばかりしてるのです。それが日本の鉄道という精密なもんを支えてるわけ。

でもって実際に行う作業ってのはいつも同じ。やがて自動化されて頭脳が介在する余地ってのがどんどん少なくなってくわけです。車の運転みたいなもん。教習所出た直後は車線変更やら合流やら気を遣って目的地に着くとぐったり、なんてのがそのうち携帯片手にできるようになる。

自分でも気を付けてたつもりですが、日々の仕事をうまく回すことばかり夢中になって頭使うことを忘れ果ててました。


猛省。



とある休日の夜、乗務員の待機所から電話がありました。取ってみると若手乗務員。慌てた様子です。聞いてみると終端駅に到着して運転方向が変わるので前後の運転室を交代して新しい運転室に入ろうとしたら客室と運転室とを仕切っている扉が全開となっていた。思わず周りにいたお客さんに聞いてみたけど最初から開いてたと言うばかり。運転室自体を点検したけど盗られてるようなものはなかった。

この報告を聞いてついつい思ってしまったんです。そういやかつてあったっけ。立て付けが悪くて(?)鍵の掛け方が甘いと振動で勝手に開いちゃうっての。ちょうどこの車種だよな。


で、ちょっとテンパってた乗務員にそれを言ってちゃんと鍵掛けてねなんつってそれで終了。


…何やってんだろ?


勝手に開く扉だからなんて自動ドアでもないのに欠陥な訳です。掛かりが甘いと開くなんて鍵の意味がないじゃん。さらには人間が開けた可能性があるわけ。片田舎のどローカルとは言え、そこらの素人さんですら鍵を手にいられる(らしいよ)このご時世では何が起こるか分かんないんです。あるいは乗務員のミスだったとしても同じこと。強く指導しないといけないだろう。

つまるところ、そこら辺を確認するためにも実際にその電車に乗るべきであった。

危機感の欠如はなはだし。


いやぁ、筋肉が衰えるように頭も使わないと愚かになるんだなぁ。
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2010年04月03日

小さなことは大事じゃないの?

現場の管理者の仕事として乗務員の仕事っぷりの点検ってのがあります。乗務員ってのは普段は単独でしかも同じような作業してますから、どうしても慣れが生まれてそれが慣れで終わらず惰性に成長して…気付けば手を抜くようになる。人間同じようなことばかりしてるとそうなるのは仕方ない部分がありますから、それを補正するために乗務員の仕事っぷりを確認に行くのです。

で、乗務員の仕事っぷりを確認に行くと様々な点で目に付くことがあり、ついつい口出ししたくなるのです。


例えば業界用語では指差喚呼と申しまして信号や計器類を確認する際には対象を目で見る、指で差す、状態を口に出す、口に出した音を聞くという4点セットで確認するのが一般的だったりするのですが、これがおざなり、差してるのか差してないのか微妙な指差し、何を言ってるのか分からないような不明瞭な発声または小さな声だったりとかね。…あくまでも確認するための手法であって指差しや喚呼することが目的ではないんですけど…ですけど…ねぇ?お客さんが目や耳にすることだってあるんだから惚れ惚れするような指差喚呼してもいいんじゃないの?

あるいは特に遅れてる訳でもないのに制限ギリギリまで速度を出して一気にブレーキかけて…なんて運転操作。遅れなければ早く着く分にはいいだろ的な発想らしいけど、もう少し乗り心地とか燃料節約とか考えてもいいんじゃないの?

はたまた1〜2km/hなら制限速度を超えても誤差の範囲でしょ?みたいな運転。たしかに速度計自体の誤差ってもんがあるけどねぇ。はじめからそれをアテにしてるかのような運転はねぇ。


それが仕事なんだけど、こういう小さなところ一つ一つまで指摘するのはどうなんだろうか?最近はそんな迷いがあります。

だってね、指摘すると「他の管理者からは別に何も言われなかったからいいでしょ?」とか弁明したりとか、まだまだひよっ子たる僕に指摘されるのが癇に障るのか無言で頷くのみとかね。そんな応対されると萎えるばかり。

他にも指摘すべき点(気になる点)が多すぎて、一つ一つ指摘しても訳が分からなくなるんじゃないか?って場合もあったりする。

管理者が添乗したときだけきちんと作業するってのも実態が分かんなくなってなんかヤだなって気もするし、逆にせめて管理者の前ではきちんとしろよって気もするし。

つまるところ他の管理者がそうであるように明確に作業マニュアルに違反する部分だけ指摘すればいいのかな?


こういう小さなことって指摘して補正すべきなんだろうか?より大きな目標として事故がなければそれでいーじゃん!って考えるべきなんだろうか?


現状がどちらかというと惨状だよなぁと思える以上は補正すべきなんだろうけどねぇ。他の管理者との共通認識とはならないようで…。困ったもんだ。
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2010年03月30日

上下関係がない


今日も今日とて手配師稼業をしておりました。

この時季は体調崩しやすい人が多くてなんともまぁ。最近の新型インフルエンザ騒動の余波で他人に感染させるよりは…ってことで元から気軽に(?)だったのがさらに気軽に(?)欠勤するのが許容されるようになりまして…。

乗務員職場の場合、一人でも欠けるとその人が乗務する予定だった電車が止まっちゃうんで代わりを手配するわけですが、これがまぁ断られる。断られる。特に春休みで学校のない子供と一緒に過ごしたいらしく(世話をする人がいないってのもあるみたいですけど)、普段だったら出てくれる人もなかなか。

拝み倒してでてもらって一息ついて。

ふと同僚たる現場の中間管理職同士ぐちぐち語らうのです。

鉄道現場って上下関係ないよね。

いやほら、他業種だったら上司の命令というかお願いってなかなかに断ることができないところがあるじゃない?「デートの約束があったけど急に仕事が入って…」とかよく見る光景。

ところが鉄道ってそうじゃないんだよなぁ。プライベート優先というか断る権利があるんよね。会社にもよるんかもしれませんけど。

業界の皆さんが大好きというか拠り所にしている規則類にはしっかりと上下関係が明記されてる訳です。指揮命令系統は○○ですみたいなの。なのに断る権利がある。なんとも不思議。

労働者の権利が守られているといえば守られていますが、電車が止まる訳ですから労働者が出勤を拒否したときの影響は一企業にはとどまらないんだよね。他業種と比較すると社会的影響が大きいような気がする。社会全体として見た場合、「労働者の権利を守る」ってのと「労働者が欠けた場合の影響が大きい」というその辺りの関係どうよ?と不思議な気持ちがします。


ということで益体もない愚痴話。…とはいえこのブログに愚痴じゃない内容があったっけな?
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2010年03月28日

鉄おとめですって

たまには本の紹介でも。

…ただし何というかいつもの読んで面白かった本とかではなく、仕事関連・会社関連の本。


ダイヤに輝く鉄おとめ  矢野直美

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%81%AB%E8%BC%9D%E3%81%8F%E9%89%84%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%82%81-%E7%9F%A2%E9%87%8E-%E7%9B%B4%E7%BE%8E/dp/4533077579


久しぶりに(?)本社に行って「コレ…」と見せられて「あれ?コレって…」「うんそーそーアレだよ」なんて得体の知れない会話を交わしてしまいました。

表紙に何やら見覚えのある制服が載ってまして、表紙にあるってことは本を開くと特集ページもありまして。


…ぬぬぬ。


単行本化されるたぁ、♀だからと言ってチヤホヤされておるなー。などと了見の狭いことを思ったりするのでした。

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2010年03月27日

ガチな会議にするために

社長を筆頭に親分衆が参加する会議がありまして、直近で発生した事故・トラブルについてなんてのをテーマに定期的に開催されてます。安全に関する責任者の集いなんで社内的には取締役会だの役員会だのに匹敵する会議という認識らしい。

そんな会議に参加したのですが、違和感がちらほら。なぜだろう?上から下まで会議に参加してるんだからそれなりに意義があるはずなんだけど、話し合えば話し合うほど安全に貢献してるとは思えないんだよなぁ。


いろんな人の意見を聞きながらなんでこんなことになってるんだろうと考えて思いついた原因。

その1→大半がベテランの経験談を発表する場になっている。

例えば最近の津波の対策が話題になってたんですけど、業界経験の長い他社から来てる大ベテランたる各部署長が当日は警報聞いて何した、あるいは自分が元いた会社ではああいう場合はこうだ、そんな話をするわけです。

それを地元の県市町村とかヨソの業界から来てる人や僕のように経験の少ないもんはその経験談をうやうやしく拝聴する。

それはそれで知識や体験の伝承という意味では必要だし重要なことなんですが、そういうのってその昔は酒席で語られてたんじゃないかな?なんて気もする。僕のようなアウトロウがいるご時世ですから仕方ないのかもしれませんが。別にそういう機会を設ければ?ってかんじ。

その2→他部署に遠慮がある

査定のない会社ではありますが、やっぱり社長の前ではみんないいカッコしたいわけです。だもんで関係部署からトラブルの概要説明があって勘の良い人は「薄々それって係員のチョンボじゃないの?」なんて思ってもあえて口に出すことはしない。突っ込まないし突っ込むなっての?暗黙の紳士協定があるかんじ。


つまりは議事進行が儀式化してるんだろう。でもって単なる情報共有の場になってしまっている。時間のムダみたいなもん。もうちょっとガチな会議にするために頑張ってみようかなとその昔この会議を立ち上げた者としては思うのでありました。
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2010年03月26日

会社の規模によって安全のレベルは変わる


当たり前の話だけどつい最近気付いたこと。

社長や役員は安全を第一という割には現場を大切にしてねぇなぁと感じるのはなぜか?

JR西日本の例の事故以来、すべての鐵道会社では社長の名前で安全方針なんてもんを制定・公表しています。「我々は安全確保を最優先とします」みたいなの。で、我らがお上たる国土交通省からは口を酸っぱくして(?)「おうおうおう、おめぇらにとっちゃ安全ってのは大事なもんなんでぇい」なんてことを機会あるごとに(どっかで事故が起こるたびに)言われてたりします。だもんでどこの会社でも社長さんは「安全って…大事だよねー」という話を社員に対してするようになりました。

ところがその割には実際にやっていることはそうではない。例えば僕の居る会社では新しい機器を導入したりいい加減に老朽化した設備を更新してくんないかな?なんて願望やら、はたまた哀れな契約社員を正社員にしてちょうだいよなんて切望してる部署もあります。毎年毎年予算組む際に要望してるんだけど却下される。なんでだろ?

つまるところこの答えは以前書いたコレ。

http://chanco.seesaa.net/article/133450926.html

アフリカ辺りと日本じゃ安全のレベルが随分違うなんて失礼なことを書いてますけど、同じことはそのまま会社の規模によっても当てはまるんでないかな。


大手さんだとお金や人材に余裕が(中小より)あるんで、色んなことができる。例えばホームでの事故防止対策として、ホーム端に柵やらドアやらを付けたり非常停止ボタンや転落した際の待避スペースを設置したりあるいは係員・ガードマンを配置したりとかね。

中小だとなかなかにそれができなかったりします。理由はシンプルにお金がないから。より正確には、収入と支出のバランスを考えつつ安全についての投資を行わざるを得ないから。じゃないと会社がつぶれてしまいます。


従って安全が大事だよとか無事故を追求しようよなんて社長の言葉は間違ってはいないわけですけど、枕詞というか前提として「会社がつぶれない範囲で」ってのがつくわけです。どうもここのところを意図してか無意識か省略しちゃっているような気がします。…ん?僕の会社の話。他社は知りませんよ。


ということで今回はこんな単純なことになぜ気付いてなかったんだろうという個人的な驚きを動機として書きました。


…補足しとくと中小鉄道会社は大手さんよりも安全のレベルが落ちるんだという印象を受けるのかもしれませんが、そこら辺は個々の会社さんによる部分もあります。ほら金がないなら知恵を出すみたいな対策してるとこだってあるでしょうし。

そもそも劣っていたからといって安全じゃないとは言い切れません。鉄道に関する技術上の基準を定める省令とか色んな法令・基準がありまして、それらに則って運行していればOK=安全面に問題なしってのが我らがお上のご判断ですから。
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2010年03月16日

頑張らない方がいい、かもね

後任の人とゆっくり話す機会があって思ったこと。

後任の人のいる部署は僕がいた頃から仕事量が多かったのですが、恐らくそれは直属上司であるフグ田課長がヨッシャヨッシャで何でも受け入れる日本列島改造論な人だったってことが大きい。でもってその部下である僕も要領よく、例えば催促されない仕事はなるべく机の奥深くに封印して皆が忘れた頃、自分の手が空いた頃に颯爽と片付けて好印象!みたいなやり方してまして他部署からはあの部署は仕事早いね!みたいに思われてました。

だもんで僕がいなくなってフグ田課長がいなくなっても何かと仕事が持ち込まれる傾向は変わらず。でもって後任の人は真面目な人で要領よく(テキトーに)仕事をこなすような人ではないらしく仕事が溜まる一方であるらしい。

で、後任の人が社内各方面にそんな窮状を訴えていたら、次年度から人を増やそうなんて話が。


えぇっ!それってあっしも要望してたことじゃないの!…人手が増えて手が空いたらやってみたいなってこともあったんだけどなぁ。


この辺り、敵を作らない主義らしい後任の人は上手だよなぁと思います。僕はそんなことを気にせずにわしわしと仕事を進めてがこんがこんと衝突を繰り返してましたから。…今となっては無用な衝突だったような気が多分にする。


ま、僕も「できないと言ったら負け」ぐらいにちょっぴりは思ってたし、フグ田課長も自ら仕事引き受けといて人手不足だから増員してくれとは言い辛かったんだろうけどねぇ。



後任の人の元へ(?)新しく来るのはこのご時世ですから正社員なんてことはなく派遣というかバイトというか要はショートリリーフの人らしい。ふと思うのがこれってワークシェアちゃうん?ってこと。だとするとこれまで仕事を独占して働き口を減らしてたchancoさんはどうなのよ?みたいな。

求人自体が少ないご時世ですから社員は仕事をそんなに頑張らずに新たな社員の働き口を増やした方がいいのかもね。三セクという生ぬるい職場でそんなことを思うのでした。
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2010年03月13日

怒ってる人の対応はどうすればいいんだ?

たまにはてつどーの話。

とある駅で夜間工事のために通常は行うことのない車両の移動作業が必要となりました。この作業は年に1回は行っている、いわば準定例作業みたいなもの。事前に作業の告知もあるため、関係者はどういった工程で何を行うかってのもだいたい分かっている。

…はずでした。

実際に作業を行ったら途中でちょっとしたトラブルというかイレギュラーが発生してしまいました。作業の指示者である司令者が作業順序を勘違いして指示したため、乗務員が戸惑って作業が3分程中断するということがありました。

たまたまやり取りを聞いてたけど、こんなかんじでした。

司=司令者、乗=乗務員

司:「作業Aを行って下さい」
乗:「作業A、了解。行いました」
司:「では作業Bを行って下さい」
乗:「…(沈黙が30秒ほど)」
司:「(乗務員を再度呼び出して)作業Bを行って下さい」
乗:「…作業Bでよろしいですか?」
司:「そうです。作業Bを行って下さい」
乗:「…(また沈黙が30秒ほど)。作業Bでいいんですね?」
司:「はい。…!(慌てた様子で)少々お待ち下さい」
司:「…(1分ほど経過して)作業Bではなく作業Cを行って下さい」


起こったのは無線のやり取りでこれだけ。夜間工事に支障が出ることはなく、個人的には笑い話で済むような話(作業開始が遅れた工事の作業者たちは翌朝「あの人が司令ならしょうがねーなー」と笑っていました)。


ところが、それで収まらないのが乗務員。翌朝勤務を終えてからも「なんだアイツ!司令のクセに!作業手順とか分からんのか?何かあったときにあんなんで大丈夫か!」などといたくご立腹。


その怒りは分からなくはない。その司令者は某大手鉄道会社上がりの大ベテランさんで僕のいる会社の中では高給取り。ベテランさんにありがちなことに以前の大手鉄道会社の流儀で仕事をするもんでなんとなしに若手からはよく思われない。実は自分もあまり快くはおもっていなかったりもする。そんな人の凡ミスですから。


だけどなぁ…、乗務員の怒りを聞きつつ思ったのです。

作業の途中でおかしな指示を受けたと思ったなら正しい指示を待つだけでなく「こうじゃない?」という確認をすれば、というかしなきゃいけないんじゃないんだろうか?

乗務員は司令員の指示を受けなきゃいけないことになってはいるけども、司令者は人間。人間のやることだもん。間違えることはあるもんね。

それに定例的な作業では確認してる訳です。今はあまり起こりませんが、例えば駅進入の際に事前に指定されてた番線と違うところに入る信号が出てたら確認のために無線連絡をする訳だしそれと同じでないかいね。



そして困ったのがコレを激怒している乗務員(どうやら短気かもしんない)にどう伝えればいいんだろう?

大抵の人は怒ってるときにもの申しても「オレが悪いんかい!」って怒りが増すもんだろうしね。

結局、ヘンに刺激して怒りの矛先を向けられてもヤだなぁと思って(ヌルくなったもんよ!)あの司令さんにも困ったもんだね的に話を合わせてその場は終わったんだけど、どうすればよかったんだろう?今後も似た場面があったときにどうすればいいんだろう?


やんわりと相手を注意するというか反省させる方向に持ってくような会話スキルが必要なんだろうなぁ。コミュニケーションってのはムズカシイ。

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2010年03月05日

融通が利かなくなる理由

割と利用者の多い駅での出来事。

とある駅員がホームの見回り中にカバンを発見。どうしようかな?と思ったけども、発車までに時間があったのでホームに止まってた電車の中に持って入って「ホームにこのカバンを忘れた方はいませんか?」と尋ねてみると、とある乗客が「それは私のです」と名乗りを上げた。「ありがとうございます」とお礼を言われて何となく良いことをしたなって気分になってそのまま渡して終了。


ところが、それからしばらくして駅窓口に問い合わせが来た。「ホームにてカバンを忘れたのですが来ていませんか?」特徴を聞いてみると先ほど乗客に渡したカバンにそっくり。

もしや?と防犯カメラの画像やら何やらを確認してみると、案の定。どうやら問い合わせた人が置き忘れたカバンを先ほどの駅員が拾って電車の中で持ち主でない人に渡したらしい。


当然のようにトラブルになりまして、この駅員さんには割とキツめの処分が下されました。なんとならば、本来はこういった忘れ物を発見した場合には、台帳に忘れ物の種類や内容物などを記録しておいて落とし主の登場を待って連絡先を確認して引き渡しなどという流れが規則として定められています。今回はこの手順をすっ飛ばしたというミスがあったからです。


でもね、このミスは親切心によるもんです。もし乗客に落とし主がいたら受け取るために戻ってきたりとか余計な手間がかかるからそれを省いてあげようと融通を利かせた、ところが!という結果。


本来の落とし主に迷惑を掛けることになってしまったという結果になってしまった以上、処分が下されるのは致し方のないことですけど、でもねぇ…。

元々、気のいいおっちゃんって感じの駅員さんだったんで頼もしくもあり危なっかしくもあるような人だったんですけど、規則ガチガチのクールガイにならざるをえなくなっちゃうんだろうか。
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2010年03月02日

津波フィーバー

日本にどえらい津波が来るとかで17年ぶりに(!)大津波警報が出たり大騒ぎしてました。

僕のいる会社の路線は直接海に面してる箇所はないんですけど河川に隣接してる箇所があって河口からほど近いねってことで運休するとかしないとかで大騒ぎ。

実際に到達してみると予報の半分にも満たない数十センチの津波。なんだかなぁ…。

ヨソの会社さんでは運休したところも多かったみたいで、なんだかなぁ…。


仕方ないではある。

国家が激しい自然災害があるかもよなんて警報出してるわけですから、それに対応した措置をとるのは鉄道じゃなくても営業上、当然。もしも被害が出たら警報を無視したからだ!なんて警報出した国だけでなくマスコミからも大きな批判を受けるだろうことはほぼ確実だもんね。


そうやって危険に対して国家が警告を出して、その警告を無視するようなアウトロウな組織にはイエローやらレッドカードを出すってのは社会全体が被害を出さない方向へ進んでる訳でして、人的・物的被害の低減ってのはよいことのはずなのに、なんだか息苦しいような窮屈なような「なんだかなぁ…」という気持ちになるのはなんでかなぁ?
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2010年02月26日

遅れは宿命、かもしれない


色々と考えて思いついたんですが、鉄道業ってのは遅れるのが宿命じゃないだろうか?


だってほら、お手軽じゃない?切符買って改札通って電車があれば乗れる。僕のいる会社みたいな地方のド田舎路線とか全席指定とか特別な電車でもない限り、時間なんて気にしなくていい。ついと思い立って乗れる訳。

わかりやすくするために飛行機なんぞを例に出しますと、飛行機だと出発時間の10分前には切符やら荷物やらの準備を終えて待っててね、というスタイル。

対して鉄道は発車時間までに来てね、というスタイル。これはつまり、発車時間ギリギリのさあ行くかってタイミングでお客さんが来るわけね。これを乗せるとか乗せないにしてもお客さんが荷物だけ放り込んで乗せて!とかそういうパターンもあったりして何やかんやで発車が遅れがちで発車時間が遅れれば駅間の運転時間にそうそう余裕があるはずもなく到着時間が遅れる可能性が高くなる訳で…と考えてくと鉄道ってのはお手軽さを武器にしてる分、宿命的に遅れる乗り物なんだなぁ。


だからと言って、お手軽さを否定して「発車時間の少なくとも10分前には来て駅内で待ってて下さい」ってのは1872年の鉄道開業当初はそういう乗り物だったみたいですけど100年以上経過した今になってはお客さんの理解は得難たいもんね。


仕方のないことなんだろう。


さらに言うなら日本の鉄道を海外の鉄道と比較するにスゴイところはこの宿命をものともせず(?)定時運行に努めているところであり、これこそが日本の鉄道員の誇りってやつなんだろうなぁ。
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2010年02月20日

鉄道現場は学校だ

鉄道会社の乗務員の職場というのは一般的に言って体育会系であるらしい。確かに上意下達的側面は強いような気もします。

個人的には体育会系というよりも学校の延長だよねと思います。いい歳したオトナの集まりのはずなんだけど。

今日もまたそんな思いを強くするような出来事が。


我らがお上の指導により毎月1回は乗務員を集めて集合教育を行っています。

教育とは言っても最近に発生した事故やらトラブルやら事故の芽とでも呼ぶべき事象について説明して、間違った手順やらがあればそれを乗務員ひとりひとりに考えてもらうとか。そんな内容だったり、訓練したり。他には営業成績の報告があったりとかね。他部署についての話が出ることもあります。

で、そういった教育、平たくいうと現場長がくっちゃべってますと、1人の乗務員が携帯電話を弄くっている。

何気なく見てるとメールが来てそれに返信しているらしい。と同時に周りにいた乗務員も僕の視線に気付いてにやにやし始めた。

現場長は言葉をはっきりと発音しないもんだから何を言ってるのか分からないことが多くて真剣に聞いていると意味不明になって眠気を催すような人なんですけど、さすがにボスが話してんのに携帯メールはないだろう。

・・・我慢しきれなくて大声で注意しちゃいました。「○○さん、携帯はやめましょーよ!」

したらまー空気が変わりました。どうやら意図した以上にでかい声だったみたい。

現場長は、ん?みたいなリアクション。どうやら成り行きを理解していない。仕方ないので話を続けるよう促しました。


で、終わった後に現場長は「どしたの?」。理由を話すと「君は真面目だね」とあっさりとしたご様子。ぇぇえ!その程度なんだ。注意しなくてもいいんだ。…聞いても聞かなくてもいいような話ならしなきゃいーのにと思う僕は少数派かねぇ?


でもってその後注意された本人が謝りに来て言うところによると「早めに返信しないといけなかったもんで。妻から買い物をお願いされてまして」云々。

でもそれって緊急の用事じゃないよね。しかも全くもってプライベートな用件だよね。などと本来ならばお説教するべきところでしたが、現場長とのやりとりの後でもその気も失せてたんでそのまま放流。


…こんなんじゃいかんなぁ。こういう常識というかマナーみたいなもんは何が悪かったかを具体的に説明しないと分からないだろう。

言わなくても分かるだろうじゃダメなんだよね。言わなくても分かる勘のいい人はそもそも注意されるような行動は取らないもん。色々とやらかしてきた(らしい)人間としては自らを顧みてもそう思います。その場で口うるさく注意できる人にならんといかんねぃ。


それにしてもなんだかなー。学校そっくりだと思います。授業中に携帯いじる生徒とそれに気付かない或いは気付いても注意しない先生。
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2010年02月16日

目の前で閉められたお客さん(2)

http://chanco.seesaa.net/article/138000914.html

上のつづき。


面白かったのが、他の管理者たちの反応。ベテランになればなるほど、現場の見回りに出なくなるからか、予想してた通り「何やってんだ!しょがねぇな!」と叱り飛ばそうとする。うーん。それもよかろうがしかし。


とりあえず、本人から話を聞いて報告書を書いてもらって実際にその乗務員の仕事っぷりを見学。気を遣っているのか、それともタイミングの問題か、キワドイタイミングでドアを閉めるような光景はありませんでした。

その後、本人とお話。以下のような話をしました。

***

閉めたくなるのは分かるし、状況によっては称揚される閉め方だと思います。でもどんな場合であれ、閉められる側からするとマジありえねーってタイミングではありますよ。

確かに時間を守るのは大事なんて言ってたりもするけど、あのお客さんを乗せたらその分だけ遅れが発生してただろうけど30秒もないんじゃないですか?そもそも何のために時間を守れと言ってるんだろうね?−−−サービスという観点からは時刻表を頼りに利用してくれるお客さんのためですよ。

お客さんのためにお客さんに不愉快なことをするのは何かオカシなことですよね?

電車を遅れさせないってのは大事なことなんだけど、お客さんを不快にさせないってのもまた大事なことですよね?客商売なんだから。


遅れないようにってのとお客さんをなるべく乗せてあげるってのはなかなかに両立が難しくて、毎回毎回杓子定規に乗せてあげろとは言えないんだけど、今回のケースでは○○さんの行動はマズかったってことになっちゃいますね。お客さんから苦情が来ちゃったんで。結果論で申し訳ないんですけど、結構しつこい苦情だったみたいですし。


誰のために仕事をしているのか、何のために仕事しているのか根本的なところをもう少し意識しながら仕事した方がよいです、というかしてみてください。

***

随分と勿体ぶったというか気を遣った言い回しで、自分でやっといてなんですけど個人的にはこんなの風に言われるのはキライです。はっきりと○○しろ!とか言ってもらった方が分かりやすくていいです。

ま、この場合はそうはっきりと言えないのが肝。なかなかドアを閉めないで簡単に列車を遅らせる乗務員もいるけど、それも困るし…ケースバイケースで気を付けてねとしか。


ちなみにこういうお説教めいた話をする場合はいつも事前にどういう話をするかシュミレーションしてたりします。


相手の反応はというとは納得したようなしてないようなそんな様子(そりゃそーかもね)。どうなるかねぇ?
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2010年02月11日

目の前で閉められたお客さん(1)

電車のドア操作はご存じの通り乗務員がやってる訳ですが、そのタイミングについてお客さんから苦情がありました。

どこの会社でも割とよくある苦情かと思いますが、今回はたまたま防犯カメラに動画が残ってましてそれを見たらなんというか「あぁ…」というかんじ。


都会の線区で時間帯はラッシュではないけど閑散帯でもない。明らかに発車時刻は過ぎてるんです数秒程度。でもってドアは発車時刻よりも前に閉めるもんなんで(発車時刻は発車時刻=電車が動き出す時間。勘違いしてる人が多いみたいですけどドアが閉まる時間ではありません)、発車ベルは鳴り終わってるだろうにゆっくりと電車に乗り込もうとするお客さんがいて、その目の前でドアが閉まっています。乗務員はそのお客さんのことを見ている。

電車はそのまま発車してく訳ですけど、取り残された(?)お客さんはしばらく呆然として時刻表を見つめて何やら激怒した風で駅窓口へ行く。


カメラの動画はそんなかんじ。駅窓口ではお客さんを宥めるのが大変であったらしい。


個人的にはこのドアを閉めた乗務員の心情は非常によく分かる。

ドアを閉めるタイミングとして明文化されてる条件は、まずは時間だもんなぁ(他にも進行の指示が出てるとかがあるけど)。もちろんお客さんの流れを見て閉めるってのも大事なことですけど、まずは時間を守れ!ってスタンス。お客さんが途切れないときにずっと待ってたら延々と発車できないから、無理矢理区切ることもあるもんね。


ただ、あのタイミングでドアを閉められたらお客さんはかっちーん!だろう。ホントに目の前で閉めてんの。山手線とか大都会だとよく見る光景。ナイス!ドア扱い!ってな具合。


さて、この苦情をどう処理するか?つまり、乗務員に対してどのように周知・指導するか?

この手の苦情は乗務員に対して「オメェあれじゃダメだよ!」なんてやればてっとり早いんだけど、受け手側からすると「じゃぁどうすればいいのさ?」って気持ちになるような気がして、そういうのは効果ないんじゃないの?とやりたくないかんじ。

だからと言って他の管理者に任せると、昭和の人たちですから頭ごなしに叱り飛ばしそうな予感。

これはちょいと難しいねとしばらく考えるのである。でもってしゃしゃり出るのである。


というところで次回に引っ張り。
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2010年01月31日

理性的に判断できない人

よく乗務員のミスについて書きますが(書いてない?)、もちろん他部署の人もミスをします。人間ですから。

今回は車両のメンテ部門の人の話。

普段は誰も触ることのない緊急用の機器を点検していて、点検が終わった後に元に戻すのを忘れるという単純ミス。が、普段は誰も触らないもんだから誰もそのミスに気付かない。

そのまま営業列車として使用されて、どうやら数ヶ月が過ぎたある日、緊急事態発生。その機器を使用しなければならない時がやってきました。

乗務員も緊急時にはこの機器を使用するようになんて教えられてるんですけど、年1回訓練のときに触るか触らないかぐらいのもんなんで、悪戦苦闘。マニュアル通りに操作してるはずなのに機器が動作しない。

結局、乗務員は「マニュアルを無視して己の野生の勘を信じて操作した」ら機器が動作してどうになかったという。

んで、この出来事を詳細に調査してみたら、機器が元に戻されていなかったから機器が使えなかったということが分かり、車両のメンテ部門の人のミスが発覚しました。


この業界の常としてチョンボがあればその対策を考えて実行しなければならないというのがあるんですが、今回は車両のメンテ部門の長が頭をかきながら仰るのが「乗務員さんの方で対応できませんか?例えば使用前に正しい状態であることを確認するとか」。

なかなかにスゴイこと言うね、自分とこのミスの尻ぬぐいを他人にお願いするってか?などと思ってたら、「もちろんうち(車両メンテ)でも点検するけど、色々と考えたんだけど安全という観点で見たら使用前に確認するのが一番じゃないかな?迷惑掛けて申し訳ないんだけど検討してみてくれない?」

ま、そこまで言われたら仕方ないというか、安全を人質にされたら簡単にNOとは言えんわねという気がします。


で、我らが現場長殿にこの話をしたら、虫の居所が悪かったのか?一刀両断。「ウチを巻き込むなよ。車両メンテはどんな対策するんだよ?まずはそっちが先だろ?」

滅多にない反応だったんで正直引いた。引きまくりですよ。

それでも「あっちはあっちでやるけど、うちにもお願いって話のようですよ」などとフォローしてみるけど、聞き入れてくれず。

この人がこんなに強気に出るとは…現場長の新たな一面を発見しました。ソンケーするね!カンドー♪


な訳はなく。


何というか現場長殿は相変わらずやねぇと安心するような軽蔑するような。人間は歳を重ねると幼児に返るとか言うけど当たってるんじゃないだろうか。

ほらね、余分な仕事を押し付けられた気もするけど、車両のメンテ部門の長の言う通りです。より安全を目指すなら大した手間にもならないんだから使用前に機器の状態を確認するのは必要になります。


なのに、そないに頑なに拒否せんでもえーがなと思うのはお人好しかね?


そもそもメンテ部門ってのは係員が壊した機器の修理とかね…それが彼らの仕事であるけど、日々お世話になってるっちゃなってるとも言えるんだけどな。
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2010年01月23日

浪花節だよ人生は

たまには自社の話を書いてみる。

ニホンの片隅を走ってる極小鉄道会社のクセに設備投資が盛んでありまして、大手さん並にとは口が裂けても言えませんが色んなトコロで機械化・自動化がなされています。

例えばポイントや信号機。

その昔は定刻になったらあるいは列車を確認したらという感じで係員が手動で操作していましたが、現在ではこういった作業はほぼ全て機械が行ってくれています。

あるいはお客さん用の案内表示装置。

あれも昔は係員が手動で入力して案内を表示していたのですが、現在ではやっぱりほぼ全て機械が行ってます。


余談ですけどつまりはその分の人手がいらなくなって人件費カットに貢献しました。。。機械が人間の仕事を奪ったのじゃ。がおー。機械ってコワイね。

という風な考え方もできなくはないのですけど、現場サイドからするとややこしい作業がなくなって良くなったとの声が多多多。

さらに言うと人間の仕事が減ったとは言え、機械のメンテという新たな仕事が増えており、社内外をトータルで考えると関わってる人間の数はあまり変わらないんじゃないか?

ということで余談終わり。


僕の会社で働いていた機械も老いぼれてしまって、これまでにはない規模で設備更新が必要になりました。

更新するつっても昼間行う訳にはいきません。一太郎使いながらウィンドウズ入れ直すって…ムリだもんね。当然ながら夜間皆が寝静まった頃の作業になります。

するってぇと作業を行う関係者の人件費が跳ね上がる。

ってことで費用とか方法とかすったもんだがありまして、なぜか担当者として指名を受けた僕の後任の人は髪の毛が減るぐらい苦労したみたいですが(しみじみと現場に来ててよかった)、決着。つい先日、作業を終えました。


ところが。

その翌日、僕の後任の人がいない。会社にいないの。

これってちょっと…なんです。


だってね、更新作業は終わったけど実際に想定していた通りに機械が動くかどうかってのは実物を使って検証してないんですよ。夜間、列車止まった状態の作業なんだから。

無論、作業を行った人たちは事前に何重にもチェックはしてるでしょうけど、それを現場に落とし込む段階では予想外の出来事がどうしても起こるもんす。この辺はSEの人ならよく分かるかと思う。


実際に作業を行うのは協力業者(要はメーカーさん)で、僕の後任である担当者にできることは限られるんですけど。そこはリクツではない。

哀しいかな、この業界の人たちは妙に僻みっぽいところがあるから何かトラブルがあったときに不在だと、正当な休みだったとしても後々まで「アイツいなかった…」と陰口叩かれる羽目になる。

これは100%あります。


だもんでこういう場合にはとりあえずパフォーマンスしておくことが大事なのよ。


まぁ、こんなことを書いてる僕はキングKYだの呼ばれていた(らしい)からなぁ…浪花節の心意気なんて伝わらんか。
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2009年12月23日

大手私鉄の社風…?


前回の日記の書き残し。何せ棚卸しだからよいのだ。


某JRさんで制限速度を超過した事故があったというのを書きましたが、あれに近いことをやっている会社があったというかあるというか。


人間が沢山いる大手の会社さんだと定年で退職した運転士を嘱託として雇用し直すことがあります。

この方達はもういい御歳ですから視力をはじめとする身体的能力ってのが若い頃に比べるとどうしても落ちていることがほとんどです。

そうすると130km/h近い高速での列車運転は身体的な負担が大きいのでちょっと…という話になります。

ただ、いい御歳ということは経験年数の長いベテランってことでもあり、経験に基づく判断力やら何やらは若手に勝ります。

だもんでこういう人たちには低速で列車を動かす仕事、駅や車両基地内で列車を移動させたり列車を二つに分けたり二つを一つにしたりという作業を専門にしてもらっています。


音階で有名な会社さんでもベテランさんを再雇用しておりまして、入換専門の運転士さんとして働いてもらっています。

このベテランさんたちの仕事っぷりを拝見する機会があり、そんときに2倍とまではいかなくともそれなりの速度でポイントを走らせてました。

もちろんお客さんは乗ってないんですけど、普段とは異なるような衝動がありました。事前に注意されてたから吹っ飛ばされることはなかったんですが。

何でも「酸いも甘いも噛み分けたベテランだけに出来るワザ」と仰ってましたが…。


結局、ベテランさんはベテラン過ぎて注意を聞かないらしい。言っても「これまでそれで事故らなかったのに何の文句があるんだ!?」って答えるとか。

実際、それで入換作業がスムーズにいって本線列車の遅れをカバーできたりとかするらしくて…。むむむ。
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2009年12月22日

某JRさんの社風…?

例によって他社の話。この際だから棚卸しをしておこうという魂胆である。


今年の秋、某JRさんでとある新人運転士が普通列車を運転していて、駅から発車する際に制限速度が35km/hのポイントを約2倍の速度で通過するという出来事がありました。幸い脱線するようなことはなかったのですが、やはりかなりの衝撃で乗客が吹っ飛ばされて軽傷を負いました。

別にクスリとか飲酒とかではなく、特急列車の発車待ちで遅れてたのが気になってついつい(?)かっ飛ばしたという事情らしい。

一言で言うと完全に運転士のミスです。それをフォローする設備を整えていなかったという点で会社にも非はありますが。


だってね、遅れが気になったとか言ってましたけど、そのJRさんはどこぞの青JRさんと違ってそこまで時間に厳しくないのよね。もちろん特定の管理者とか事業所でレベルでは厳しいのかも知れませんが、全体として見ると青JRさんとは比較にならない。というか青JRさんが厳しすぎだったんですが。


むしろそこはオーバーランに厳しい。異常に厳しい。

都市線区だと両数の違う列車が同じ線路を走ってる訳ですけど、例えば12両ある列車だとホームの端、4両だったらホームの真ん中辺り、そんな感じで長さに応じて停止位置が異なります。

これを間違えただけでホーム内に列車があっても(例えば4両の列車を8両の列車が止まるところに止まっても先頭から後方まで全てホームに収まる)オーバーラン。社内的にそういう扱いになります。

社外の人としてはそれってやり過ぎくね?みたいな気もするんですけど、長時間待ってる人が座れなくなって怒り心頭になったりだとか何を基準としての判断か知りませんが発生件数が多いらしいんで仕方ないんでしょね。


もう少しフォローしとくと、オーバーランしても戻ればいいじゃない?って話なんですが、そう簡単に戻れない場合があります。


駅のすぐ傍にある踏切って列車がその駅で止まってる間もカンカン鳴り続けることがあるじゃない?

あれは列車が接近してとある一地点を踏んだらカンカン鳴りだして棒っ切れが降りてきて、ある程度の距離を離れてとある一地点を踏んだら鳴り止んで棒っ切れが上がる仕組みだから。

そういう状態でオーバーランしてバックすると、列車があるのに踏切が上がる状況も発生します。

…危ないよね。ものすごく。

だからオーバーランしても戻れない場合があります。


話を戻すとそこのJRはそういう事情もあってオーバーランに厳しいんでしょうかね。端から見ると不思議ですけどこれもある種の社風なんだろうな。

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